当事者・家族ブログ

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現病歴

名無しのお花さん

うつ病の精神保健福祉士

精神障害,発達障害 / 当事者

最近読んだ本の関係で、ふと過去を振り返ることがありました。そういえば、発症したのっていつだっけ? 
現在、自分が#発達障害(ASD)だと分かったわけだけれど、最初はタイトルのように#うつ病 だったような…。
ということで、少し過去を振り返ろうと思います。

 

最初に異変を感じたのは3回生のとき。
ゼミに配属され、不適応を起こしました。
その原因がゼミの先生。これがまた、まさにハッタツさん。
研究室は本やら生活物品やらが散乱していて、研究の指示がすごくあいまい。
どちらかというと、ADHDっぽいって感じの人でした。
「ゼミ論はいい感じにまとめといて~」と言ったり、ゼミの内容も話があっちこっちに飛んで行ったり。
しかもその先生は、すごく発達障害のことを毛嫌いしていたのです。
同じゼミ生で発達障害について研究したい! という学生がいました。
ゼミ内で議論していた際、「結局、教員って合理的配慮とかいろいろ研修受けさせられるけれど、正直、発達障害の人って迷惑じゃない?」という発言があったのです。
もともとゼミについていけなかったのもあるのですが、それに加えて、先生が発達障害のことを毛嫌いしている。
うすうす私って発達障害じゃないかと思っていた私にとって、すごく衝撃的でした。
この先生にはついていけない。
そう思って、特例で4回生にしてゼミを変更してもらいました。

 

しかし、本当に研究したかった領域は前述のゼミ。
領域が変わることで研究の作法も大きく変わってしまう。
その変化についていくのに必死で、ゼミ転先でも不適応を起こしてしまうのでした。
4回生になり、11月ごろだったでしょうか。
ゼミで大泣きします。
なぜ泣いたのか、自分でも覚えていません。
とにかく、このままでは卒論が書けない。まずい。
そう思って、精神科の門戸をたたいたのでした。
まさか自分が精神科にかかるとは。
そう思いながら受けた診断名が#うつ病 でした。
抗うつ薬を飲みながら、卒論を書き上げ、何とか大学は卒業。

 

その後、別の学校に進学。
進学先は、小学校から高校までと同じく、カリキュラムをこなすだけの学校。
そこでは不適応を起こすこともなく、とても優等生にすごしました。

 

そしてまた不適応を起こしたのが、最初の就職先。
「いい感じにやっといて」「先輩の背中を見て学べ」という教育方針でした。
これではついていけない。
このままここにいては自分がダメになる。
そう思って、第二新卒のカードを切ったのが、現在の職場でした。
今の職場は、OJTもしっかりしていて、教育方針の枠組みがきちんとしている。
現在は職場で不適応を起こすこともなく、過ごせています。

 

ソーシャルワーカーは人と環境の両方に働きかける。
まさに自分がその最たる例で、環境が合わないと、とことん合わない。
合わないと不適応を起こしてしまう。
逆に。環境さえ合っていれば、困ることなく過ごすことができる。

 

「置かれた場所で咲きなさい」という言葉がありますが、私はあまり好きではありません。
むしろ「咲く場所を選ぶ」方が私には合っているのかもしれませんね。

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「うつ病の精神保健福祉士」にお越しいただき誠にありがとうございます。 当事者精神保健福祉士としての目線で、思ったこと、感じたこと、考えたこと、ぼちぼちと投稿していけたらな、と思っ…